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日にち | 2019年5月4日(土)~いつよの日~ |
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時間 | 【第一回】13:00~13:30/【第二回】17:00~17:30 |
ゲスト | 【松竹 喜生子氏】 1958年石垣市白保生まれ。沖縄工業高校デザイン科を卒業。京都テキスタイルデザイン社、藤村紅型工房(首里)勤務を経て、1978年八重山上布技術者講習修了。1996~2014年石垣市織物事業協同組合理事長。2014年沖縄県指定無形文化財「八重山上布」保持者認定。 【島仲 由美子 氏】 1948年沖縄県八重山郡竹富町生まれ。1975年八重山上布技術保持者与那国清介氏に師事。1988年竹富町織物事業協同組合設立にかかわる。2003年より竹富町織物事業協同組合理事長。2007年沖縄県工芸士認定。 【矢嶋 孝敏 氏】 1950年東京新宿生まれ。1972年早稲田大学政治経済学部卒業。株式会社やまと社長・会長を経て、一般財団法人きものの森理事長就任。きもの文化論と「きものの森」構想を提唱し、全国に「つくりべの会」を結成した。著書「きものの森」「きもの文化と日本」「いけばなときもの」等 |
竹富島を中心に八重山地方で織り継がれている「みんさー織」は、1600年代頃より織られたという記録があり、結婚が決まった女性が紺地(藍染め)の絣(かすり)柄の男帯(角帯:約9㎝巾)を織り、婚約の証しとして相手の男性に贈ったという風習があったといわれています。
「みんさー」は綿糸の狭い帯「めんさ」が訛り、「みんさー」になったといわれ、五つと四つの四角形が組み合わさった絣柄が大きな特徴となっています。五つ四つの柄は、「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く…」に通づるとされ、縁起の良い柄として受け継がれて来ました。
また、五つ四つの柄を重ね合わせると隙間なく埋まることから、お互いが補うことで添い遂げられるとされています。さらに、‘みんさー織’には、ムカデの足を模したヤシラミ柄と、まっすぐなスジ柄があり、当時の通い婚の習慣から「私のところへ、まっすぐに、ムカデの足のごとく幾度となく、足繁く通ってきてください…」という女性からの想いが込められたとされています。
ざっくりとした素朴な風合いの生地と、柄に秘められたロマンチックな想いが、今もなお織り継がれ、愛用されている理由かもしれません。八重山地方を訪れた際には、ぜひ、手織りの「みんさー織」を手に取ってみてはいかがでしょう。